当事務所の所属弁護士8名によるコラム(ブログ)です。

誤表示に違いない

先日、仕事で多摩少年院へ。
少年院へ行くのは、加古川学園(兵庫)、駿府学園(静岡)に続き3回目である。

京王線山田駅で下車。
インターネットで徒歩5分とあったとおり、歩くとすぐに少年院の敷地が見えてくる。
ところが、入口がなかなか現れない。
どうやら、施設をぐるっと回って、駅から正反対の入り口まで歩く必要性があるらしい。
黙々と歩く。
結局、所要10分~15分くらいだろうか。

面会を終えて帰り。
徒歩5分とあるくらいだから、自分が通らなかった別の道があるはずだと、
施設の方に山田駅への道を尋ねると、畑道になるが、裏門(?)的なものがあるとのこと。

さっそく裏門に近づくも、鍵がかかっている。
ここではないのかと歩きまわれば、再び扉が。
「あぁ、こっちのことか」と近づけば、再び鍵である。
暗証番号を教わった記憶はない。押してみる勇気もない。

結局、諦めて、ぐるっとまわって帰るかと思い、
少し歩き始めたところに先ほどとは違う施設の方が。
裏門から出られないんですと言うと、明らかに不審な顔。
「失礼ですが…」と聞かれるので、面会を終えた弁護士ですと名乗ると、
「裏門のことは施設の人間から?」と聞かれ、「そうです。」と答えると、
「どうぞ」と言って案内される。

明らかに施設の方用の裏門である。
最初の施設の人は何のために裏門を紹介したのか。

裏門から出ること5分。京王線山田駅である。

徒歩5分表示は裏門からの所要時間に違いない。