浦和法律事務所ブログ

当事務所の所属弁護士8名によるコラム(ブログ)です。

『成長戦略』って、誰のため?(2)

安倍首相は
アベノミクスの目指すところは、「世界で一番企業が活動しやすい国」である
と、臆面もなく述べているそうです。

そして、「第3の矢」として打ち出した成長戦略のなかの
雇用政策のキーワードとして 「人が動く」 を掲げています。
つまり、「雇用の維持」から「転職支援」への転換を進めようとしているのです。

その目玉となるのが、『限定正社員』の拡大です。
限定正社員』とは、仕事や勤務地を限定する働き方をする正社員
をいいます。
定められた仕事や勤務地がなくなれば、企業は、容易に解雇できる
とするものです。
企業は余剰人員を抱える心配がなくなります。


父への詫び状

父に詫びたいことがある。

向田邦子のエッセイに「父の詫び状」というのがあるが
今回はこれにあやかり「父への詫び状」とした。

父は、5年前に81歳でこの世を去った。
長く闘病生活を送り、そのため心の準備ができていたせいか
不思議と悲しみはあまり感じなかった。
母より父危篤との知らせを受け
翌日、岐阜の実家近くの病院に入院中の父を見舞った。
すでに意識はなかったが、小康状態を保っており
この状態は翌日も、翌々日も続いた。
そのため、その日の夕方、一旦東京に戻った。
すると翌朝、母より訃報が届き、その日の午後大急ぎで実家に舞い戻った。
こうした次第で、私は父の死に目に会うことは出来なかった。


自転車事故での高額賠償判決

すでにニュースで目にされるなどしてご存じの方も多いかと思いますが
7月4日に、神戸地方裁判所で
 自転車事故にもとづく損害賠償請求の民事訴訟で
 約9500万円という高額の賠償金を命じる判決
がありました。

この判決の特色はいくつかありますが
一つは、自転車による事故にもとづく損害賠償請求の事案であったことです。